ココアとホットチョコレートの違いは!?味や製造法の秘密を徹底解説

ココアとホットチョコレートの違いは? わかりやすく徹底比較!! ココアのいろいろ

寒さが厳しくなると、カフェや自宅で温かい飲み物が恋しくなりますよね。メニューを見ていて、ふと疑問に思ったことはありませんか?

「ココアとホットチョコレート、一体何が違うの?」

どちらもカカオから作られた、甘くて温かい茶色の飲み物。味も似ているし、呼び方が違うだけでは? と思われている方も多いかもしれません。

この記事では、カカオの奥深い世界に触れながら、ココアとホットチョコレートの定義の違い、味わいやカロリーの比較、そして歴史的な背景までをわかりやすく解説します。

hiro

ブログ歴10年のココア専門ライター。突然の体調不良をきっかけにココアと出会い、その豊かな香りと深い味わい、そして何よりも心と体に寄り添う力に魅了されました。単なる「嗜好品」としてではなく、健康、美容、そして心の安らぎに貢献するココアの真の魅力を、徹底した文献調査と実体験に基づいた信頼できる情報でお届けします。

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ココアとホットチョコレートの決定的な違いとは?

ココアとホットチョコレートの最大の違いは、製造工程における「油分の扱い」にあります。

  • ココア: カカオ豆から油分を取り除いて作られる
  • ホットチョコレート: カカオ豆の油分を残して(または加えて)作られる

原料は同じ「カカオ豆」

どちらももともとは同じ「カカオ豆」です。

カカオ豆を発酵・乾燥・焙煎し、殻を取り除いてすり潰すと、ドロドロとしたペースト状の「カカオマス」になります。

このカカオマスには、「ココアバター」と呼ばれるカカオ豆由来の油脂分が約55%も含まれています。このあとの工程で、ココアになるかチョコレートになるかがわかれてきます。

「ココアバター」を残すか、搾るか

1. ココアの製法(脱脂)

カカオマスから、プレス機を使ってココアバター(油分)を搾り取ります。油分を搾った後に残る固形分(ココアケーキ)を細かく粉砕したものが「ココアパウダー」です。

つまり、ココアは「脱脂」された状態のカカオなのです。

2. ホットチョコレートの製法

一方、ホットチョコレートの原料となる「チョコレート」は、カカオマスからココアバターを取り除きません。むしろ、滑らかな口当たりにするためにココアバターや砂糖、ミルクをさらに加えて練り上げます。

この油脂が含まれたチョコレートを温かい牛乳などで溶かしたものが、ホットチョコレート(ショコラショー)です。

参考記事【ココアの作り方】製造工程はどうなってる?カカオ豆からパウダーになるまでを巡る旅

「油分を抜いた粉末」で作るのがココア、「油分を含んだチョコレートそのもの」で作るのがホットチョコレート。もとは同じカカオから作っているので、間違えやすいんですね。

ココアとホットチョコレートの特徴の違いは?

この「ココアバター(油分)」があるかどうかで、味わいが大きく変わってきます。

ココアの特徴:優しくすっきり

ココアは油分が大幅にカットされているので、お湯や牛乳に溶けやすく、口当たりがサラッとしているのが特徴です。

カカオ本来の香りや苦味を感じつつも、後味は比較的すっきり。ゴクゴクと飲みやすく、日常のリラックスタイムに向いています。

ホットチョコレートの特徴:リッチで濃厚

チョコレートをそのまま溶かしているので、カカオバターによる濃厚なコクととろみがあります。

唇にまとわりつくようなリッチな質感があり、飲み物というよりは「飲むスイーツ」に近い満足感があります。カカオの風味をダイレクトに感じられるため、チョコレート好きにはたまりません。

項目ココアホットチョコレート
主な原料ココアパウダー(脱脂済み)チョコレート(油脂含む)
油分少ない多い
口当たりさらっと軽いとろりと濃厚
楽しみ方日常の水分補給、リラックスご褒美スイーツ、デザート

ココアとホットチョコレート、比べてみたら全然違いますね。油分の違いでこんなにも変わるのは、とてもおもしろいです。

ココアとホットチョコレートの違い

そもそも、なぜココアが生まれたのでしょうか?

昔はドロドロで飲みにくかった

大航海時代にヨーロッパへ伝わったチョコレートは、固形ではなく「飲み物」でした。しかし、当時は脱脂技術がなかったため、カカオ豆をすり潰しただけの油分たっぷりでギトギトした、非常に飲みにくいものだったと言われています。消化も悪く、一部の富裕層だけの嗜好品でした。

革命を起こした「バンホーテン」

1828年、オランダのC.J.バンホーテンが歴史を変えます。彼はカカオマスから油分(ココアバター)を圧搾して取り除く技術を発明しました。

これにより、水やお湯に溶けやすく、さっぱりとして美味しい「ココアパウダー」が誕生したのです。

この発明のおかげで、カカオの飲み物は一般市民にも広く普及しました。

その後、取り除いたココアバターを逆にカカオマスに戻して固める技術が発展し、「食べるチョコレート」が生まれ、それを再び溶かして飲む「ホットチョコレート」へと進化していったのです。

私たちが今手軽に美味しいココアを飲めるのは、200年前の発明のおかげなんですね。バンホーテンさまさまです!

ココアとホットチョコレートおすすめの選び方

最後に、カフェや自宅で迷った時の選び方をまとめました。

こんな時は「ココア」がおすすめ

  • 仕事や勉強の合間に: さらっとしていて重くないので、作業のお供にぴったり。
  • 寝る前のリラックスタイムに: 温かいミルクで作るココアは、心身をほぐしてくれます。
  • カロリーを抑えたい時に: 純ココアを使い、甘味料を工夫すれば罪悪感なく楽しめます。

こんな時は「ホットチョコレート」がおすすめ

  • 自分へのご褒美に: 疲れた時、濃厚な甘さが心を満たしてくれます。
  • 体が芯から冷えている時に: カカオバターの油分が熱を逃しにくくし、保温効果が期待できます。
  • バレンタインシーズンに: 特別なチョコレートを使って、リッチな気分を味わいたい時に。

私も普段はココアを飲んでいますが、疲れたときや特別な時にホットチョコレートを飲みます。気分に合わせて自由に楽しみましょう!

まとめ

ココアとホットチョコレート。似ているようでいて、実は**「ココアバター(油分)」**という大きな違いがありました。

  • ココア = 油分をカットしたヘルシーで優しい味わい
  • ホットチョコレート = 油分を含んだ濃厚でリッチな味わい

どちらが優れているということではなく、その日の気分やシーンに合わせて使い分けるのが、カカオ通の楽しみ方です。

次回のカフェタイムには、メニューを見ながら「今日は濃厚にいきたいからホットチョコレート」「ほっと一息つきたいからココア」と、選ぶ楽しさを味わってみてくださいね。

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